子育て日記「長男の徒競走」長男が小学生になって初の運動会にて

スポンサーリンク

6月に長男(小学1年生)の運動会がありました。

保育園時代にも運動会はありましたが、体操着に着替え登校する姿を見るとやはり趣が違うような気がしますね。今の時代は体操着に書かれている自分の名前を隠すように指導されているそうです。名札を見て「○○さんだよね」とあたかも知り合いかのように声をかける輩(やから)がいるらしく、勘違いして付いて行ってしまう子もいるそうです。

保護者の見学は9:00から。家族で運動会の会場へ。
運動会開始、子どもたちがグラウンドに入場してきます。ママと一緒にわが家の長男を探します。最初に長男を発見できたのは妻の方、「あ!いた!」と教えてくれました。「なんかくねくねしている子がいたからすぐにわかったよ」とニヤリ。さすが息子の特徴をとらえているママです。

子どもたちが整列し終えると校長先生のお話が始まります。
「今日は晴れ間もあり、運動会日和となりましたね。これも日ごろの皆さんの行いが良いからでしょうね」
お決まりのセリフのように思うが、天気予報はたしかに3日くらい前まではずっとこの日に雨マークがついていたので、お世辞抜きに同感。これほど校長先生の定番の話に共感することありませんでした。もしかして私の年齢が校長先生に近づいていることもあるのかな?

そしていよいよ運動会の競技がスタート!
どの学年もダンスなどの「表現」と「徒競走」の2部構成となっています。
最初は3年生の競技から。入場の音楽が聞こえてきます。運動会と言えばなんといっても音楽!「たぶんこのファルセットの感じはMrs. GREEN APPLEかな?」
運動会で使われる曲は今の流行が反映されるのでしょうね。もしくは先生の趣味なのかな。楽曲選びは教職員ならではの楽しみだったりするのでしょうか。

そういえば、自分自身の幼少期の運動会を思い出すと、その時に流れていたのはプリンセスプリンセスの『Diamonds』でした。「プリンセスプリンセスって「なんで2回言うねん!」の元祖なんじゃない!?」と息子の運動会に関係ないことを考えたりしました。
10-FEETの『第ゼロ感』と徒競走とのマッチ具合はエグかった!どの運動会でも使われていることでしょうね。
様々な流行歌が流れていく中の一つにKANの『愛は勝つ』のインストゥルメンタルが聞こえてきました。KANさんの訃報を聞いたのが去年のこと、教員の方がそれを知っていたかは定かではありませんが「粋だね~!」と叫んでしまいました、心の中で。良い曲はいつまでも引き継がれていってほしいものです。

まだ息子が出てこない運動会でも、とても楽しく見ることができました。子どもたちが頑張っている姿に感動!運動会観戦て、こんなに面白いものだったなんて知らなかった!「これも加齢の一つかな」となんでも年齢のせいにしてしまう私です。

息子の学年のダンスの出番が来ました!
この時のためにiPhoneを100%まで充電済み。保護者のスマホやビデオカメラを見れば、どの学年にお子さんがいるの一目瞭然です。一眼レフを持っているお父さんが少しうらやましい。

長男が入場、ダンス開始。ダンス中も終始そわそわしている長男。「もしかして踊りのふりを覚えていない?」と少し心配になる私。そして音楽はサビへ。

すると運動場内にいる記録係のカメラマンがちょうど長男と私の対角線上まで移動してきて写真を撮り始めました。

「おい!息子が見えないだろ!」

と叫びたくなりましたが、もちろんそんなことはできず…。こちらはたくさんの保護者が密集しているため、その場所から動くこともできず…ダンスは終了。
「ちゃんと息子のこと、撮影してくれたんだよね?」
と心の中で記録係の手腕を祈るばかりです。悔しいのでそのおじいちゃんカメラマンのことを撮影しておきました。

ダンスが終わると次は徒競走へ。
息子が何番目に走るかはあらかじめプログラムで確認済み。私の方がなんだか少しドキドキしてきました。何組かの子どもたちのレースが終わり、いよいよ息子たちの出番。息子含め4人の子どもたちが一列に並びます。

スターターが「よーい!」というと、息子は独特な構えで姿勢を作りました。
「それは徒競走ではなくスピードスケートの構えだよ…」

ピストルの音が響きます。最初の数秒で息子の走りをスマホに収めて、あとは背中を見守ります。数あるレースの中でも接戦!後ろから見守る限りでは子どもたちの距離の差があまりなく、生唾を飲み込む私。

「がんばれ!」

ゴールテープを最初に切ったのは…うちの子です!たぶんうちの子です!
急いでゴール付近にいるママのもとへ。
妻に確認するとやはり息子が1番でした!やったー!

実は私は運動会の徒競走で一番になったことがありません。
息子の徒競走を見終わった後でそのことを思い出しました。私の無念を息子が晴らしてくれた、と思うことにします。

「徒競走で一番を取ったことがある」
そんな小さな小さな息子の栄誉を
一番を取ったことがない私だからこそ忘れないと思います。

タイトルとURLをコピーしました