私は子どもの寝かしつけにかなりの自信を持っているパパだったのですが、
次男にその自信をへし折られたという話です。
育児の中で初期にぶつかる困難の一つに「夜泣き」があると思うんですが、
わが家も例外なくこの壁にぶち当たりました。
次男が夜泣きをしては授乳をして…と妻は寝不足の日々…
パパとしてはなんとか手助けしたいという思いでした。
そこで考えた私の作戦。せめて最初の寝かしつけだけはパパの力で何とかしたい!
作戦は以下の通りです。
①私と次男がお風呂に入る
②私と次男がお風呂から出て、そのあとママと長男がお風呂に入る
③ママたちがお風呂に入っている間に次男をあやして寝かしつける
④次男を寝かしつけたら家族全員で寝る
実は私はこの寝かしつけに当時かなり自信を持っていました。
そう、それは長男の寝かしつけのときのノウハウが貯まっていたからです。
長男の寝かしつけには15分ほど時間を要すれば確実に落とすことができていました。
(落とすという表現でいいのかな…?)
長男の寝かしつけで体得したのは膝を使った寝かしつけのリズム。
膝カックンをされたときのように「カクッ」と膝を曲げて、スクワットのように「グーッ」と伸ばす。
この「カクッ!グーッ!戦法」で長男の寝かしつけ時代は連戦連勝でした。
ちなみに友人の赤ちゃんも同じようにあやしてみたところ、
その友人の赤ちゃんも同じように眠らせることができ、
「これは間違いないやり方だ」と自分の自信は確信に変わっていました。
さて、次男寝かしつけの開戦です。
0歳のころの次男はママから離れるとギャン泣き。もちろん、それくらいは覚悟の上です。
「さあ、ここからが戦いの始まりじゃ!」
ギャン泣き、ギャン泣きの連続の次男に得意の「カクッ!グーッ!戦法」で挑むパパ。
最初はまだまだ余裕の私。「まあまあ、これも持って15分だろう」
なんといっても私は長男の時代からの戦士で、 なんなら他人の子どもも2人は寝かしつけに成功したことがあるという兵(つわもの)なのですからね。
しかし、10分経ち、15分経ち、気が付くと20分経ち…
「おかしい、長男のころのセオリーが通用しない…だと!?」
長男は確実に15分経てば寝入っていたのに…。
そうか持久戦か…と。
「そっちがその気ならこちらもやってやろうじゃないか! 」
「次男(当時0.5歳)vsパパの一騎打ちじゃ!」(最初から一対一だったけど)
パパが培った「ガクッ!グーッ」が何度も炸裂するが次男の「おぎゃあ、おぎゃあ」が止まらない!
おかしい…そんなはずはない…こんなことは経験したことがない…
時計を見ると寝かしつけからすでに40分が経過。
そんな…馬鹿な…と心が折れかける、いや折れたパパ。
次男のギャン泣きは本当に耳が痛くなる思いでした…。
パパの心が折れたところで、お風呂から上がってきたママが登場。
「交代するねー。」と言って、バトンタッチ。ボロボロのパパのところへ救援のママ。
すると「すー」とすぐに寝入る次男。
「えーそんな速さで寝るのー!!!!」とショックを受けるパパでした。
どうも次男は頑固なところがあるらしく、2歳になるまではママがいないと、ほとんど夜寝ない子でした。
ママが来るまではギャン泣きが止まず、連戦連敗でパパの自信はもろくも崩れさりました。
まー、しかし、40分以上泣き続けることができる次男の体力もすごいなーと感心して、
変な親バカを発揮してしまう私です。
ママはそれだけ偉大なんだなーと今でも感じているところです。
次男は2歳になり、だいぶ夜泣きもなくなり、いまではすっかりと落ち着いてきて子供の成長を感じています。