【3歳~小学校6年生までの子育て】悩んだときはこれ1冊で解決!(2)

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『子育てベスト100「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり』(加藤紀子著/ダイヤモンド社)を通じて、子どもの「自己肯定感」「想像力」の育て方をご紹介いたします。

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SECTION3 自己肯定感をつけるには? 「多様な視点を手に入れる」

日本の子どもは、年齢が上がるにつれて自尊感情が低下し、高校生になると非常に低くなります。その原因のひとつは「受験で多くみられるような『閉じた問題(解答範囲が制限された問い)』とそれに基づく評価が挙げられるのではないか」と、小児科医でお茶の水女子大学名誉教授の榊原洋一氏は指摘します。「たったひとつの正しい解を追い求める行為をくりかえしていると、子どもは自分のできないことばかりに目が向くようになるといいます。子どもたちを「正解はひとつだ」というとらわれから解放し、柔軟に考える自由を示してあげる必要があります。

著書には多様な視点を手に入れることで自己肯定感が育つと記されていますが、私が担当してきた子どもたちも性格が明るい子はユーモアセンスが高く、常に周りの人たちを笑わせようとしています。また一枚の絵を見せてその続きを考えるという問題を行うと独自の表現、解釈で考えることができています。多様な視点を手に入れるためのポイントは以下のように説明されています。

「安心して発言できる場所」をつくる/たくさんの「答え」がある体験をする/さまざまな人の生き方を知る/親も常識をアップデートする

この中で「さまざまな人の生き方を知る」をさらに詳しくご紹介いたします。

親子でさまざまな人と出会う機会をもつと、人生の楽しみ方、仕事のやりがい、失敗の経験やその乗り越え方など、多様な人生観に触れられます。伝記を一緒に読むのもよい方法です。歴史に名を残すような人は、それまでの常識を疑い、たくさんの失敗をしたり、周りから理解されず白い目で見られたりしながら、偉大な発明や発見をしています。こうした人々のたどった道を知ることで考え方が柔軟になり、正解か不正解かで評価されない広い世界が見えてきます。(『子育てベスト100』より抜粋)

伝記を読むことは大人でも有益です。親子で学ぶことで子どもの学習に対する価値観も磨かれるはずです。一緒に学ぶという気持ちで物語を読んでみてくださいね。

SECTION4 想像力をつけるには? 「好奇心を伸ばす」

好奇心は想像力の源です。「感動することをやめた人は、生きていないのと同じ」というアインシュタインの言葉がありますが、ワクワクした気持ちは人を意欲的にし、行動にかりたてます。いまはテクノロジーが発達し、なんでもその場で「ググる」ことで知りたい情報がすぐに手に入るようになりました。一方で、その手軽さや便利さがあだとなり、知らないものをあえて積極的に深堀していこうとする好奇心が弱まっているとの指摘もあります。子どもたちには「新しいことを知りたい」「知らないことを学ぶことは楽しい」というワクワクした気持ちを育むための感動体験が必要です。

子どもたちを見ていて、好きなことがあるということも大きな長所になると感じています。私が教室で担当したある男の子は電車が大好きでした。日本中の路線を調べ上げ、時刻表を使ってノートの中で電車日本一周をしていました。好奇心には横方向に伸ばすものと縦方向に伸ばすものがあるのだと私は感じています。好奇心を伸ばすにはどうすればよいか。以下のポイントをご紹介いたします。

すぐに教えない/図鑑を置く/好きなことにハマらせる/親もワクワクする/外に連れ出す

この中でさらに「好きなことにハマらせる」をさらに詳しくご紹介いたします。

子どもがポケモンのキャラクターや戦隊ヒーローにしか興味をもたない場合でも、とことんハマらせます。一つのことに夢中になる経験は、好奇心を追求する力の源泉になります。さらに、戦隊ヒーローやキャラクターには基になっているモチーフがある場合が多いので、宇宙や星座、恐竜などへの興味につなげていくこともできると、東北大学の脳科学者、瀧靖之教授はいっています。(『子育てベスト100』より抜粋)

好きなものを見つけることが何よりの好奇心の源泉になるのですね。私は親の好きなものを子どもに伝染させることも良いことだと考えています。例えば「一緒にお菓子を作ってみる」「自分が見たい映画を子どもと一緒に見に行く」といったものから、スポーツ、DIY、キャンプなど、親の趣味を子どもに伝えることが親子で楽しめる好奇心の育て方ではないかと考えています。

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