子育て日記「親子それぞれの攻防」朝日新聞のサッカーイベントに参加して

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サッカーをしている息子を応援する父

先日、長男7歳とサッカーイベントに参加してきました。

小学校でもらうのお便りの中に、そのイベントのチラシがあり、
長男に聞いたところ「参加したい!」とのことで応募してみました。

イベントは朝日新聞主催のもので、元日本代表がコーチとして参加していたりとけっこう大きなイベントのようです。
けっこう応募数があるだろうと想像していましたが、見事「当選しました」のお手紙をいただきました!
長男は雨予報の遠足で雨が降らなかったり、割と運がいいんです。うらやましいかぎり。

ただ、長男は最近サッカーの習い事を始めたばかりで、未経験に近い状態。
そんな息子でも参加できるのかな?
チラシを見てみると参加対象年齢を見ると「小学1年生~3年生」とあります。
まー大丈夫かな…。

当選の手紙を眺めていると一つ疑問が…。
イベント開始は10:30、当選の手紙を見ると「あなたの受付時間は9:00です」と書かれています。
なぜ1時間半も前から受付に行かなきゃならんのだ?
まぁ、200名ほどの家族が集まるイベントなのだから、それくらい余裕がないといけないのかな…。

そして当日。
この日は雨予報。朝8時頃は傘を差さなくてもギリギリ大丈夫なくらいの小雨が降っていました。
今回は、息子の晴れ男ぶりは発揮されなかったようです。
チラシを見ると「小雨決行」
気合が入ったイベントだな…。

受付からイベント開始までだいぶ時間があるので、
先に受付だけして、家に戻り、息子を連れてくるということでもなんとか間に合います。
ということで先にパパ1人、会場に向かいました。

電車で数駅移動したところにあるサッカーグラウンド。
到着するとすでに数名の家族が受付待ちをしていました。
子どもたちの格好を見ると、サッカー用のシューズにソックス…、
小学校低学年の子どもばかりでしたが、身なりからそれなりに経験を積んでいることがすぐにわかりました。
なかには、たまにテレビの中で見る頭につけるひもみたいなやつをしている子も…。
サッカーで使用するヘアバンド

この中に素人同然の息子が入って大丈夫か…。

9:00受付開始。
受付では当選番号を伝え、サッカー用のビブスと資料をもらい、
「それではあちらのブースへ座ってください」と案内されます。
ブースに着くとサッカーのユニフォームを着た中年の男性が座っています。
この人、サッカーできそうには見えないけれどな…。

私が席に座ると、男性は開口一番
「いやーおめでとうございます!このイベントは500名ほどの応募があったんですけれど、よく当選できましたね!運がよかったですね!」
私「はぁ、ありがとうございます。」
男性「このイベントには元日本代表も参加しているんですよ!レジェンドですよ!」
私「そう…ですよね…(本当はよくわかっていない)」
男性「今回はそのレジェンドと写真を撮ったり、会話をしたりもできるんですよ!こちらに応募していただいた皆様にサイン色紙もプレゼントしています!」

応募…?
男性が持つラミネートを見てみると「朝日新聞を180日分契約していただいた方へサッカーボールをプレゼントします!」と書かれています。
つまりこのブースは勧誘のためのものだったんですね。

もちろん、朝日新聞が主催しているというところからある程度の宣伝があることはわかっていましたが、「200組に対してこの熱量で勧誘をしていくの!?」と内心驚きました。
ブースは10か所ほどあり、それぞれに朝日新聞のスタッフが座っています。
このイベントは本当に気合が入ったものだったんですね笑
こりゃ、1時間半前から受付開始しなくてはならないわけだな…。

私「いやーサッカーボールはいいなーと思うんですけれど、イベント開始までだいぶ間が空くので息子をまだ連れてきていないんですよ…。息子に聞かないとどのボールが欲しいかわからないので…、また後ででいいですか…」
と言って何とか席を立ちました。
イベント開始前の熱い攻防をなんとかしのぎ…、家へ戻りました。

家に戻ると、長男はボーとテレビを見ていました。
「サッカーのイベントに行くよ!」と伝えると、妻が「あ!まだ朝ご飯、食べさせてないわ!」
しまった!妻にイベントの詳細を連絡するの忘れてた…。
すぐに食べられるものを食べさせて、着替えをさせて、なんとか出発。
たいしたもの食べさせてないけど大丈夫か…?

再び会場へ。
開始10分前に到着すると、すでにたくさんの子どもたちが持参したサッカーボールを使ってアップをしていました。
このとき、またパラパラと小雨が降り始めていましたが、グラウンドにいる子どもたちはそんなこと気にならない様子です。
しばらく長男と準備運動、
そして「お子様はグラウンド中央にお集まりください」とのアナウンス。
いよいよイベントのスタートです。

オープニングでそれぞれのコーチが紹介され、チームごとに分かれて練習開始。
グラウンドは倒れてもいたくないほどの人工芝、とてもいい環境です!

長男のグループの最初の練習は、コーチと子どもたちでジャンケンをして、
コーチに勝った子はゴールまでドリブル→シュート→戻ってくるという練習でした。
負けた子は勝つまでジャンケンをし続けます。
なるほど、ゲームとしても面白いし、ジャンケンをすることでゴールに向かう子どもが分散され、ドリブルをしやすい仕組みになっています。

しばらく息子の様子を見ていると、ジャンケンに勝った子がそれぞれゴールに向かう中、長男だけがずっとジャンケンをしています。
もしかして、ジャンケンの方が楽しくなってる?
途中からゲームのルールがわかったらしく、ドリブルでゴールまで向かっていく長男。
周りの子どもたちと比べると、たどたどしいドリブルでしたが一生懸命頑張っているには感心しました。

すると元日本代表のレジェンドが長男グループの練習を見に来てくれ、持っていたマイクを使って練習の解説をしてくれました。
「ジャンケンをしていれば、必ず負けることはありますよね。こういった気持ちの切り替えというものを学べるのもこの練習の良いところなんです。」
なるほど、そういった視点もあるのか。勉強になりました。
すると練習の中で、レジェンドがうちの息子に何かを話しかけてくれています。
元日本代表と話ができるなんて、親としてはありがたい限りです。
あなたの凄さは把握していませんでしたが…、ありがとうございます!

次は1対1の練習。
最初はボールは無しで、攻める側が守る側を避けて走りきることができれば勝ちという鬼ごっこのようなルール。
ここではいい勝負の長男でしたが、ボールありの1対1の練習になると、経験者とのレベルの差を感じてしまいました。

そして、最後は5対5のミニゲーム。
コーチは子どもたちを並べて「1、2、3、4、1、2、3、4…」と番号を伝えていきます。
番号ごとにチームを作ってみると、明らかに4番チームの人数が足りません…。
「やりなおーし!」とコーチがまた子どもたちを並べて、番号を伝えて、チームを作らせると
やっぱり人数が合いません。
「やりなおーし!」
こういうところは、やっぱりまだ小学校低学年の子どもたちです。

チームが決まり、子どもたちに気合が入ります。
「勝ち点3を取ろうな!」
という声が聞こえてきたのですが、たぶん長男には意味が分からなかったと思います…。

チームごとに一列に並び挨拶「よろしくお願いいたします!」
長男の声も聞こえてきました。

試合はなかなか拮抗した良い勝負です。
長男を見るとまだまだサッカーの動きがわからず、右往左往しています。
チームの中で一番走っているのも長男、と親の私にはそう見えました。
やっぱりこういう一生懸命さは感心します。

ボールをもらっても何をしてよいかわからない、といった感じだったかもしれませんが、
実践の中だからこそ感じとれるものがあったはずです。
終始小雨の中での練習となりましたが、親として良い経験をさせてもらったと感謝しました。

閉会式が終わり、息子を着替えさせていると中年の男性が私に声をかけてきました。
「今回キャンペーンを行っているのですが、申し込みされましたか?」
ドキッとする私。

「え!まぁ、そうですね…してないです」
「お願いします。あなたにキャンペーンに参加してもらえると目標人数にたどり着くんです!なんとかお願いします!」
「いやー…そうですね汗」
「今回は180日とありますが、特別に90日でも大丈夫ですよ。あなたが最後なんです」
なんで最後の最後に私に声をかけてくるんだよ!?
「あのレジェンドとも写真が撮れますし、お好きなボールをプレゼントいたしますから!」
「いやー…そうなんですか汗」
「こういったイベントを開催するにも費用が必要なんです。今後の子どもたちのためにもお願いします!」
熱い勧誘を受けたのですが…、結局お断りしました。
最後に断ることができたのは、家に帰って新聞と契約したなんて妻に伝えたらどんなこと言われるかわからないという恐怖。
妻というキーパーがなんとか勧誘というシュートを防いでくれました。

でも本当にイベントには感謝しているので朝日新聞のリンクを下に貼っておきます。
ご興味のある方はどうぞ笑
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